アセビ

IMGP9064

アセビの花。事務所の玄関先で、先週頃から咲き始めました。

事務所にあるアセビが花をつけ始めました。アセビは有毒植物としてよく知られていますね。漢字では馬酔木とも書きます。馬が食べると苦しむことから、といいますが、『日本野生植物館』では、「ふつう食べない」とありますので、名前というのはおもしろいものです。家畜類を総称して「馬」の字をあてているのかもしれません。別名をアセボ。和名は「足しびれ」が由来とされているとのこと。

白くちいさな釣鐘型の花をたくさん咲かせています。リンドウが房になってついたようで、可愛らしい花です。身近なものでは、同じツツジ科のドウダンツツジとよく似ていますよね。
図鑑をながめてみると、ツツジ科には、この釣鐘型の花をつけるタイプの植物がたくさんあるようです。ブルーベリーも雰囲気の似た釣鐘型の花をつけますが、ツツジ科。コケモモや高山植物のツガザクラもツツジ科です。

アセビは関東の山でも丹沢の尾根筋などで比較的よく見かける気がします。生息域は「やや乾燥した山地」となっています。
この時期に比較的目立つ花をつけていますから、花粉は虫ないし鳥が媒介しているのでしょうか。だとしたら、やや乾燥した山地でーどんな生きものでしょう?
事務所は武蔵野地域ですから、本来の植生地域とは違うので、真の媒介者はこのあたりには存在しないかもしれませんが、すこし気にしてみてみることにします。

(佐々木光)

アセビ Pieris aponica ツツジ科アセビ属

参考:『日本野生植物館』(奥田重俊 編、小学館)、『日本の樹木』(林弥栄 編、山と渓谷社)、『フィールド版 日本の野生植物 木本』(佐竹義輔・原寛・亘理俊次・冨成忠夫 編、平凡社)

Advertisements