大島フィールドワーク

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4月の中ごろ、伊豆大島にフィールドワークにでかけました。

大島は伊豆七島の中でも東京に一番近い島で、竹芝桟橋から高速フェリーで2時間弱で行くことができます。はじめてのフィールドワークで、どんな景色が広がっているかとてもドキドキしながら向かいました。

初日は港から大島温泉ホテルまで4時間ほど歩いて登りました。みちみち植生を観察していると、大島の植物が八ヶ岳などと比べるととてもシンプルなことに気づきます。目立つのはオオシマヤシャブシ、ヤブツバキ、そして新芽がきれいなシロダモ。

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また、シチトウスミレが島中に咲き乱れていました。タチツボスミレより大きくて、茎が長いのが特徴のようです。

二日目は霧雨のため、下に降りて大島の南端「波浮(はぶ)」を見にいきました。海岸の石が黒い。そしてとても脆いです。固まって見える黒い地層も、手を伸ばすと小さな砂粒がボロボロと簡単に崩れ落ちてゆきます。

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海から島が立ち上がっている地形が多く、砂浜は少ないそうです。

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南らしい大きなヤシ系の葉っぱを見つけました。枯れた色が見たことないくらいきれいな黄色をしていました。

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島の東側には、間状地層切断面がみられます。一つの地層はおおよそ150年前後に一度おこったと言われる噴火によるもので、現在100層くらいが見えているそう。湾曲しているのは圧力による褶曲ではなく、ただひたすら降り積もることで元の地形がそのままあらわれているそうです。地上に見えているだけで15000年分ほどあり、さらに海の下にも約5000年以上の歴史が積み重なっていると推測されているとのことです。とても美しい地層でした。

最終日は三原山に登りました。荒野が広がり、西部劇の舞台のようです。荒れている中にも何種類かの植物を確認することができました。

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先駆植物のハチジョウイタドリ。ススキ、オオバヤシャブシ、カジイチゴ、ニオイウツギ。山の上にはリンドウのような花が咲いていました。

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また、イソヒヨドリを何羽も見かけました。絵本にこの鳥の絵を描いた時は本物を見ることができなかったので、出会えて感動。とてもきれいな青と赤茶が印象的でした。

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火口付近では強風が吹き荒れています。火口の端では水蒸気が上がっていました。

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下りは表砂漠を降りました。大地が自然に形作られているとこんなにも美しいものなのか!

いろいろな季節に訪れてみたいと思わせる美しい島でした。

(佐々木真由子)

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